NFTに関心がある方ならば一度は見たことがあるBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)
『猿』をモチーフにしたNFTコレクションですが
「何が良くて、なぜそんなに人気があるのか?」
私も、NFTについて何も知らない時は全く同じことを思いました。
最近、BAYCは1億円分のETHをウクライナ政府に募金したりと話題が尽きません。
そもそもNFTとは、唯一無二で替えが無い(価値が証明できる)デジタルデータということです。
もう少し詳しくNFTについて理解したい方は、こちらの記事(【図解】NFTとは?超初心者でも理解!メタマスク等の用語もわかりやすく徹底解説!)を読んでから、この記事に戻ってきてください。
世界的に非常に人気があるBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について解説していきます。
・BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)とは?特徴を解説
・BAYCを購入したことがある有名人
・BAYCの買い方について
BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)とは?特徴を解説

BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)とは、イーサリアムのブロックチェーン上に存在する10,000の(Bored Ape NFTs)ユニークなデジタルコレクティブルの集合体です。
米国のYuga Labs社がBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)を制作しており、2021年4月からOpenseaで販売開始しました。
NFTコレクターの間では高い人気を誇り、取引額はあの超人気NFTコレクションの【Crypto Panks】にも引けを取りません。
BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)を所持すると、BAYCを持っている人だけのDiscordコミュニティに参加できます。
そんなBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)ですが、他にも大きな特徴が2つあります。
- 高すぎる価格
- 制作方法
早速、解説していきます。
BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)の高すぎる価格

BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)は、その人気故とても高額で、一般市民が手を出せる金額ではありません。
2022年3月現在、Openseaでは最低金額で149ETH(約2800万円)となっています。
これが最低金額なので、とても気軽に購入するなんてことはできないと思います。
これまでのBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)の単体での最高取引額は2022年1月30日に驚異的な1080.69ETH(約3.4億円)で販売された『BoredApeYachtClub#232』という作品です。
BoredApeYachtClub#232

引用:https://looksrare.org/collections/0xBC4CA0EdA7647A8aB7C2061c2E118A18a936f13D/232#activity
2021年9月9日にアメリカの大手オークションハウスのサザビーズで、BAYC全作品のうちの101種類の作品で構成されたコレクション【101 Bored Ape Yacht Club】は約2439万ドル(約28億円)で落札されました。

引用:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2021/ape-in/101-bored-ape-yacht-club
最近誕生したばかりのBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)ですが、もうこれだけの価値になっているのはかなりすごいですよね。
BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)の制作方法

かなり人気が高いBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)は、漫画のような類人猿をモチーフにし、表情、頭髪、服装などの170以上の選択可能な特徴から作成せれている、ジェネレーティブNFT です。
ジェネレーティブNFTとは様々なパーツ(表情、服装など)を組み合わせ、プログラミングを用いて制作されたNFT です。
その組み合わせなどによって希少度が変わり、価格が増減します。
デザインは合計で10,000種類あり、この世に1つしか存在しない=ユニークピースになっています。
プログラムではレインボーの毛皮やレーザーアイ、トーガ(古代ローマの外衣)などの、価値が高くなりやすい特徴は、ごく稀に出てくるように設計されています。
BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)を購入した経験がある有名人を紹介

数あるNFTの中でトップクラスの人気を誇るBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)ですが、すでに多くの有名人が購入しています。
今回は、その中で特に話題になった有名人を5名ご紹介します。
・松浦勝人氏(実業家)
・イケハヤ氏(インフルエンサー)
・マナブ氏(インフルエンサー)
・エミネム(ラッパー)
※記事内のETHの日本円表記は2022年3月のレートで記載しています。
早速解説します。
関口メンディー氏が買ったBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について
関口メンディー氏は日本を代表するアーティストEXILEのメンバーです。
彼のTwitterのフォロワー数は約25万人です。
彼は#4518のBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)を、48ETH(約1400万円)で購入しました。
BoredApeYachtClub#4518
引用:https://opensea.io/assets/0xbc4ca0eda7647a8ab7c2061c2e118a18a936f13d/4518?locale=ja
関口メンディー氏は、国内アーティストの中でもNFTに関して非常に関心が高く、NFT界隈では多くの方がNFTに興味を持つきっかけを生み出し続けています。
例えば、このBAYCを購入した当時は自身のTwitterのアイコンを#4518に変更したりしています。
メンディー氏はBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)の他にも【CryptoNinja】というイケハヤ氏が運営しているというNFTコレクションを購入したりと積極的にNFTコレクターとしての活動を現在も行なっています。
今後も彼とNFTとの関わり方に多くの方が注目しています。
avex松浦会長が買ったBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について
松浦会長は、誰もが知っているavexのCEOです。
avex出身のアーティストには、2018年に芸能界引退をした安室奈美恵さん、浜崎あゆみさん、先程紹介した関口メンディー氏が所属しているEXILE、AAA(トリプルエー)などが所属しています。
彼のTwitterのフォロワー数は約25万人です。
彼は#2419のBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)を、56ETH(約1600万円)で購入しています。
BoredApeYachtClub#2419
松浦氏はメタバース事業やNFTに興味があると発言しており先日、NFTGameの超有名タイトルのThe SandBoxとavexとの事業提携が発表されました。
今後も松浦氏、個人としてのNFTとの関わり方も勿論ですが、国内のエンタメ産業の最大手であるavexがNFTとどのように関わりを持っていくのかも注目を集めています。
イケハヤ氏が買ったBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について
イケハヤ氏は、日本のNFT界隈ではトップレベルの影響力を持つインフルエンサーの1人です。
彼のTwitterフォロワーは約34万人です。
イケハヤ氏はCryptoNinjaという独自のNFTコレクションを運営しており、Openseaでも積極的に取引が行われています。
CryptoNinjaの取引額は日本トップクラスで、現在165ETH(約4700万円)です。
イケハヤ氏は先見性が非常に高くどんなトレンドでも必ずキャッチアップしている凄さが、人気の秘密です。
今後も日本のNFT市場への関わり方には多くの人が注目しています。
そんなイケハヤ氏はBAYC#5633(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)を、36ETH(約1000万円)で購入しています。
BoredApeYachtClub#5643

引用:https://opensea.io/assets/0xbc4ca0eda7647a8ab7c2061c2e118a18a936f13d/5643
イケハヤ氏はBAYCだけではなく、超人気タイトルのNFT コレクション「Cryptopunk」も購入したりしています。
マナブ氏が買ったBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について
マナブ氏もイケハヤ氏と同様に日本のNFT界隈に多大な影響力を持っているインフルエンサー1人です。
NFTの他にも、プログラミングやブログ、副業など様々なジャンルで情報を発信をしています。
ブロガー、YouTuber、エンジニアと多くの肩書きを持っています。
現在、マナブ氏のTwitterフォロワーは約35万人です。
マナブ氏はのBAYC#5495を、約51ETH(約1700万円)で購入しています。
BoredApeYachtClub#5495
引用:https://twitter.com/manabubannai/status/1451940600316563459
マナブ氏は、このBAYCの他にもCryptopPunksも保有しています。今回のBAYCの購入理由は「コミュニティへの参加」が目的だそうです。
これからもNFT・ブロックチェーン関連に関する活動に注目を集めています。
エミネム(ラッパー)が買ったBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について
エミネムは、世界的に超人気のHIPHPOのラッパーです。
名前を聞いたことがない人はほとんどいないと思います。
そんな彼のTwitterフォロワーは驚異の約2200万人です。
エミネムはBAYC#9055を123.45ETH(約5320万円)で購入しています。
BoredApeYachtClub#9055
引用:https://hypebeast.com/jp/2022/1/eminem-bored-ape-yacht-club-nft-450000-usd-purchase
BAYC#9055はGeeGazza氏がBored Apeと共同で作成し、ラッパーとの類似性から「EminApe」と呼ばれていました。
自身が制作に関わったNFTを購入してくれたGeeGazza氏は、感謝として次のようにツイートしました。
▼ツイートの翻訳
シミュレーションの中で生活しています。
私の猿を買って入会してくれた@Eminemさん、ありがとうございました。
狂気だ、次のシングルに歌詞を書かせてください🤣。
エミネムは過去にも仮想通貨に関するニュースが報道されており、自身のアルバム「kamilkaze」に収録されている「Not Alike(feat. Royce Da 5’9)」の中で「ビットコイン」という言葉が使用されていました。
その他にも仮想通貨関連のワードが歌の中で出てきており、非常に仮想通過に関心が高いことがわかります。
世界的に有名なエミネムが超高額でBAYCを購入したことは、より多くの方がNFTに興味を持つきっかけを与えたことでしょう。
BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)の買い方

世界的にも人気が高く、価格が高騰しているBAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)はどのように購入するのでしょうか?
まずは、Metamask(メタマスク)とETH(イーサリアム)を用意しましょう。
Metamask内にETHを送金すれば、ほとんどの準備が完了です。
その後、Opensea等のNFTマーケットプレイスでBAYCと検索して購入することが可能です。
Opensea(オープンシー)でNFTを購入したことがない人は、こちらの記事(OpenSea(オープンシー)でNFTを購入する方法(買い方)・登録方法についてわかりやすく解説)をご覧ください。
BAYCはクリプトパンクスと同様で多くの模倣作品が販売されています。
悪意ある作品も中にはあるので、購入する時は注意してから購入してください。
【まとめ】BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について
いかがでしょうか?
BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)について解説してみました。
非常に人気があり、NFT関連の活動をしている方であれば誰もが欲しがるコレクションだと思います。
今回の記事を読んで、少しでも「NFTってすごいな!」と思った方は、この機会に始めてみてはいかがでしょうか?
NFTを販売してみたい方はこちらの記事(OpenSea(オープンシー)でNFTの作り方・販売する方法・始め方をわかりやすく解説【初心者】)もご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
当サイト「NFT info」では国内外のNFTマーケットプレイスに関する情報を多数掲載しています。
これからNFTを始める方にはどれも必見の記事ばかりです。
この記事をきっかけに1人でも多くの人がNFTを始めてくれると幸いです!
NFTについて体系的に学びたい方は、無料のLINE配信講座もしているので興味がある方は登録してみてください。