超人気NFTのCryptoPunks(クリプトパンクス)とは?買い方や特徴などを解説

NFTに関心が湧いてくるとTwitterでよく目に付くアイコン、CryptoPunks(クリプトパンクス)

「何にが良くて、なぜそんなに人気なのか?」

私も、NFTについて何も知らない時は全く同じことを思いました。

NFTとは、唯一無二で替えが無い(価値が証明できる)デジタルデータということです。

もう少し詳しくNFTについて理解したい方は、こちらの記事(【図解】NFTとは?超初心者でも理解!メタマスク等の用語もわかりやすく徹底解説!)を読んでから、この記事に戻ってきてください。

世界的に爆発的な人気を誇るCryptoPunks(クリプトパンクス)について解説していきます。

このページでわかること
・CryptoPunks(クリプトパンクス)とは?特徴を解説
・CryptoPunksを所有している有名人、企業を紹介
・CryptoPunksの買い方

早速、解説していきます。

CryptoPunks(クリプトパンクス)とは?特徴を解説

CryptoPunks(クリプトパンクス)は世界で最も古いNFTの一つと言われており、2017年6月にJohn WatkinsonMatt Hall が運営するLarva Lab(ラルバ ラボ)が発表した作品になります。

今後も素晴らしいコレクションが世界中で発表されていくと思いますが、この【最初のNFTコレクション】という、非常に希少度が高い歴史的な事実はCryptoPunks(クリプトパンクス)以外には作れません。

現在のNFTアートの人気に大きく影響を与えて、様々な方がNFTに興味を持つきっかけを今も生み出し続けています。

世界規模で人気の高いCryptoPunks(クリプトパンクス)にはこの「歴史」以外にも、大きな特徴が2つあります。

・高すぎる価格
・ピクセルアート

早速、解説していきます。

特徴1.CryptoPunks(クリプトパンクス)の高すぎる価格

CryptoPunks(クリプトパンクス)はとても一般市民が手を出せる価格帯ではありません。

2022年2月現在の最低販売価格は70 ETH(約2127万円)です、最低ですよ。

過去最高額は2022年2月12日に約26億4千万円8000ETH)で取引された【CryptoPunk #5822】という作品です。

CryptoPunk # 5822

引用:https://www.larvalabs.com/cryptopunks/details/5822

そして歴代2位の取引額は、2021年3月11日に約13億2千万円4200 ETH)で取引された【CryptoPunk # 3100】という作品です。

※2022年2月時点のETHの価値で算出しています。

CryptoPunk # 3100

引用:https://www.larvalabs.com/cryptopunks/details/3100

リリース当初は一部の作品が無料(※ガス代のみの負担)で配布されていたという状況があったみたです、とんでもない話ですよね。

当時それらを受け取った人を想像してみてください、羨ましすぎて笑ってしまいます。

特徴2.CryptoPunks(クリプトパンクス)のピクセルアート

引用:https://www.larvalabs.com/cryptopunks

CryptoPunks(クリプトパンクス)は24×24で8ビットスタイルのピクセルアートのNFT作品です。

CryptoPunks(クリプトパンクス)はそれらの組み合わせによって希少度が変わり、価格と人気に大きな違いが生まれています。

種類は合計で10,000種類あり、1つとして同じデザインがない(ユニークデザイン)といわれています。

5つのタイプ×装飾品=世界に1つだけのデザインのクリプトパンク

デザインの構成には様々な種類の装飾品(パイプ、マスク、煙草、イヤリング、宝石等)と5つのタイプ(男性が6,039体、女性が3,840体、緑の肌のゾンビが88体、猿が24体、水色の肌の宇宙人が9体)がランダムに組み合わさり構成されています。

それぞれ装飾品やタイプに希少度の差ががあり、希少度が高いほど人気で価値があるとされています。

Larva Labsに表示されているCryptPunksの背景色はステータスを表しています。

青色のクリプトパンクは非売品です、所有者が販売する意思がない状況です。
赤色のクリプトパンクは、所有者によって売りに出されています。
紫色のクリプトパンクは、有効な入札があったことを表しています。

OpenSea(オープンシー)をはじめ、様々なマーケットプレイスでこの【ピクセルアート】を採用しているNFTアートが販売されています。

本家と遜色ないようなコレクション名にしている偽物の様な作品も販売されているので、購入時は注意しましょう。

CryptoPunks(クリプトパンクス)を所有している有名人・企業を紹介

NFTアートにおける、トレンドのシンボルの様な存在のCryptoPunks(クリプトパンクス)ですが、すでに多くの有名人や企業が購入の経験があります。

スティーブ・アオキ(DJ)@steveaoki
スヌープ・ドッグ(ラッパー)@SnoopDogg
イケハヤ氏(インフルエンサー)@IHayato
マナブ氏(インフルエンサー)@manabubannai
VISA(世界最大手のカード会社)@VisaNews

※記事内に出てくるETH=日本円の金額表記は2022年2月のレートで記載しています。

早速、詳細を解説していきます。

スティーブ・アオキが買ったCryptoPunk(クリプトパンク)について

スティーブ・アオキは世界的にも超有名なDJです。

彼のTwitterのフォロワーは約823万人です。

彼はこのツイートでも紹介しているように、65ETH(約1982万円)で購入したCryptoPunk #6473(クリプトパンク)を3週間後には300ETH(約9153万円)の売却に成功しています。

獲得した転売による収益は今後もNFTの購入に使うと宣言しており、彼はその後も数多くのNFTを購入しています。

スティーブ・アオキはCryptoPunks以外にも、有名なNFTコレクションを購入しており日本でも有名になった日本人の小学生クリエイターが作成した【ゾンビ・ズー】や世界的に有名な【BAYC】等の購入経験があります。

スティーブ・アオキはツイートのCryptoPunk # 6473 (クリプトパンク)とは別で、2つの作品を購入しています。

Cryptopunk #9192 は 109.95ETH (約3338万円)で購入し、#8705を150ETH(約4555万円)で購入しました。

Cryptopunk #9192

Cryptopunk #8705

参照:Steve Aoki Welcomes 2 Cryptopunks to the Aokiverse

スヌープ・ドッグが買ったCryptoPunk(クリプトパンク)について

スヌープ・ドッグが世界的に有名なラッパーです。

彼のTwitterのフォロワー数は驚異の1952万人です。

代表曲
Young, Wild & Free (with Wiz Khalifa featuring Bruno Mars)
・Sensual Seduction
・Drop It Like It’s Hot (featuring Pharrell)

CryptoPunk #3831

引用:https://twitter.com/CozomoMedici/media

スヌープ・ドッグはこのNFTを含め合計で9体のCryptoPunks(クリプトパンクス)を購入しています。

そして、最もレアリティが高いこちらのCryptPunk # 3831をスヌープ・ドッグは7000ETHで販売することを提案しました。

もし、この価格での取引が成立すればCryptPunks史上最も高価な作品になります。

驚きなのが、このNFT(CryptoPunk #3831)は当時Larva Labより無料で配布された次についた価値はたった1 ETHだということです。

その後、有名なNFTコレクターによって180ETHで取引され、現在の所有者であるスヌープドックは2021年8月に1500ETHで購入しています。

1500ETHは日本円で約4.7億円です、お金はあるところにあるのだと気付かされてます。
※2022年2月時点のレート

参照:Snoop Dogg’s CryptoPunk NFT is on sale for 7000 ETH

イケハヤ氏が買ったCryptoPunk(クリプトパンク)について

イケハヤ氏は国内のNFT界隈のインフルエンサーでトップクラスの影響力を持っています。

現在、彼のTwitterのフォロワーは33万人です。

彼は【CryptoNinja】という独自のNFTコレクションの立ち上げもしており、OpenSeaで盛ん売買されています。

CryptoNinjaの総取引額は国内でもトップクラスであり、現在160ETH(約4800万円)です。

彼の先見性の高さと、行動に移す速さに多くのファンがいます。

今後もNFT関連の活躍が大いに期待されるインフルエンサーの1人です。

CryptoPunk #2280

引用 : https://www.larvalabs.com/cryptopunks/details/2280

こちらは2021年9月に101ETH (約3090万円)で購入されています。

購入当時のTwitterでは、「ランボルギーニ買えるやん」「ダイヤモンドよりも高い」と様々な意見が飛び交いました。彼はCryptoPunksだけではなく、BAYC等の様々なNFTを購入しています。

イケハヤ氏の日本NFT市場への影響度と貢献度はとても高く、今後の活動にも多くの人が注目しています。

マナブ氏が買ったCryptoPunk(クリプトパンク)について

マナブ氏もイケハヤ氏と同じ様に日本のNFT界隈に大きな影響力を持つインフルエンサーの1人です。

彼は、NFTはもちろんのこと「ブログ」「副業」様々なジャンルに対して価値あるコンテンツを提供するYouTuberでもあります。

現在マナブ氏のTwitterのフォロワー数は約35万人です。

この数は日本のNFT関連のインフルエンサーとしてはトップクラスの数字です。

CryptoPunk # 4511

引用:https://www.larvalabs.com/cryptopunks/details/4511

こちらは2021年9月に115ETH(約3424万円)で購入しています。
マナブ氏はCryptoPunksの他にも、BAYCなどのNFTを購入しています。
これらのNFTは「ガチホ」すると宣言しており、今後もマナブ氏のNFT関連の活動には多くの方が注目しています。

VISAが買ったCryptoPunk(クリプトパンク)について

VISAは2021年8月に49.5ETH(約1480万円)で購入しています。
VISAがCryptoPunksを購入した理由は「NFTについて学びたかった」と公式サイトにて説明しています。NFTが影響を及ぼす市場は、小売、ソーシャルメディア、エンターテインメント、コマースの将来において重要な役割を果たすと考えているとの事で、VISAの「NFT」というテクノロジーへの期待度が非常に高いことがわかります。

今回の英断を、各国の多くのメディアは賞賛しており企業イメージもクリプト界に対してのアピール手法として素晴らしい選択だと高評価を得ています。

CryptoPunks(クリプトパンクス)の買い方

まずは、MetaMask(メタマスク)とETH(イーサリアム)を用意しましょう。

その後、CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する方法は大きく2つあります。

・OpenSea(オープンシー) で購入する
・Larva Labs で購入する

OpenSea(オープンシー)でNFTを購入したことがない方はこちらの記事(OpenSea(オープンシー)でNFTを購入する方法(買い方)・登録方法についてわかりやすく解説)をご覧ください。

Larva Labs に、準備したMetaMaskを接続して購入したいCryptoPunksを選択していきましょう。

販売形式は2つです。

・固定価格での販売【Buy】
・価格交渉での販売【Bid】

どちらか、好きな方法を選択して購入することができます。

【まとめ】CryptoPunks(クリプトパンクス)について

いかがでしょうか?CryptoPunks(クリプトパンクス)について解説してみました。

非常に夢があり、NFT関係の活動をしている人であれば誰もが欲しがるコレクションではないでしょうか?

今回この記事を読んで少しでも「ビビっ」と来て、NFTに興味を持たれた方はこの機会初めてみてはいかがでしょうか?

NFTを販売してみようかなと感じた方はこちらの記事(OpenSea(オープンシー)でNFTの作り方・販売する方法・始め方をわかりやすく解説【初心者】

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

当サイト「NFT info」では国内外のNFTマーケットプレイスに関する情報を多数掲載しています。

これからNFTを始める方にはどれも必見の記事ばかりです。

この記事をきっかけに1人でも多くの人がNFTを初めてくれると幸いです!

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